6月後半から防曇塗装設備の設置作業を行いました。
ここ数年感で防曇塗装の需要が一気に伸びて、それに伴いこの設備の依頼が増えてきています。
防曇塗装用水洗ブース
この動画は防曇塗装用の水洗ブースになります。
防曇塗装だけでなく、一般の塗装や真空蒸着の前処理用としても利用可能です。
特徴としては全面のカーテンがステンレス製で3分割になっていてメンテナンスが楽に行えるところです。
その他の内部パーツも全て小型化されていて簡単に取り外しを行うことが出来ます。
これにより塗装ブースのメンテナンスが効率よく行えます。
またブース上部にはヘパフィルターを取り付け、外部から取り入れている供給エアーもクリーンに保つことが出来ます。
塗装用ロボット
安川の塗装用ロボットです。
最近のロボットは小型化されていて使い勝手も格段に向上しています。
またロボットを使うことにより、様々なワークに対応することが出来ます。
ロボット回転台
これらの写真は設置過程になります。
各部に様々なセンサーが取り付けてあり、かなり細かな動きを制御することが出来ます。
塗装ロボットとの連動により効率よく塗装を行うことが出来ます。
最近の塗装設備では、塗装用ロボットと回転台のセットが主流になってきました。
業者としての率直な意見
私はこの業界に25年いますが、塗装設備も大きな進化を遂げてきました。
25年前は木工塗装が多かったのですが、家具の製造も中国が主流のなり日本での製造量が減ってきました。
それと同時に木工塗装の需要も減り、最近では自動車のヘッドライトやバックミラーなど自動車関連の塗装設備の仕事が増えてきています。
特に防曇塗装の延びは著しく、設備を持っている会社に仕事が流れる傾向が強いです。
しかし、防曇塗装設備をしている塗装屋さんは少なく仕事が集中している。
今はそんな感じです。
確かにこの塗装設備となると設備投資にかなりの金額がかかります。
ただ、過去にこの設備を行った会社では1年半で減価償却した・・・・という話も聞きます。
どんな仕事でも同じかと思いますが、設備を持っている、実力がある場所に仕事は集中しているようですね。
当社では様々な塗装設備を行っていますので、お気軽にご相談ください。