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塗装ブースのよくあるトラブル ブースファン異音の原因は?

塗装設備で一番修理依頼を受けるブースファンの異音。

最初は「ちょっといつもより音が大きいかな?」程度ですが
そのまま使っていると、近所からクレームが来るレベルにまでの
騒音になってしまうことも!

ちょっといつもと音が違うな?と感じたときに何処が悪いのか?
を判断する方法を紹介します。

 

ベアリングの劣化による異音

一番多いのがブースファンのベアリングの劣化によって起こる異音。

これは一般的にキーンという金属音がします。
かなり高い音なので、よく聞けばわかると思います。

またファンのベアリングではなくモーターのベアリングが劣化した場合には
ゴロゴロという感じの音がします。

これら2つの音の判断は、大まかな目安と考えてください。

ファンのベアリングかモーターのベアリングか判断がつかない場合には
モーターとファンを繋いでいるVベルトを外して回してみればわかります。

モーターだけを回して音がすればモーターベアリング。
音がしなければファンのベアリング・・・ということになります。

ファンの点検をする際には十分注意して行ってください。

 

ブースファン羽根車のバランス異常による異音

ブースファンの中には「羽根車」とよばれる羽が入っているのですが
この羽根車のバランスが崩れることで異音が発生することがあります。

なぜバランスが崩れるのかということですが、毎日ファンを回していると
ブースが吸い込んだ塗装ミストが羽根車に付着します。

この付着した塗装ミストが、何らかの原因で一部だけ剥がれると
羽根車のバランスが崩れ異音が発生します。

この場合の異音はブーンといった響くような音がします。
低音で頭の中に直接響くような感じの音が多いです。

周囲にも相当響くらしく、近所からのクレームが
ベアリングの異音よりもはるかに多く来ることが多いです。

対処法としては、ファンの中の羽根車を綺麗に掃除することで
気になる音が消えることがほとんどです。

予防法としては定期的な清掃になります。

 

定期的なメンテナンスでブースの異音は防げます

使用頻度にもよりますが、半年に一回、または一年に一回など
定期的にブースをメンテナンスすることで、異音は防ぐことが出来ます。

またファンだけでなく、ブースの中も清掃することで
吸い込みが悪くなる、風量が落ちるといったトラブルも解決できます。

どうしてもメンテナンスをする時間が無い、または出来ないといった場合には
もう一台予備のファンを持つことで解決が出来ます。

実際に予備のファンを持っているお客さんもいますが
定期的にファンを交換しています。

汚れたファンを新しいファンに交換。
新しいファンを使っている時に、汚れたファンをオーバーホールして
次回交換するといった方法です。

当社では、ブースファンのオーバーホールも行っていますので
お気軽にお問い合わせフォームよりメールを送ってください。

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